日本のポップス史上、名実ともに先駆けといえる山下達郎さん！
今回は、山下達郎さんの名前が、世に知れ渡るようになった名曲の中の二つである「クリスマスイブ」、
この曲のCMを彩ったヒロインたちの情報、
「RIDE ON TIME」の曲の情報を色々と調べて見ました。
山下達郎の「クリスマスイブ」CMに出演の歴代ヒロイン女優
このCMは、クリスマスが近づいてくるとテレビから流れ、胸キュンなショートストーリーが楽しみでした。
JR東海の「ホームタウンエクスプレスX’mas編」のCMです。
特に、恋する乙女を演じる可憐な女優さんの表情が愛らしく、山下達郎さんの柔らかな歌声とセットになってテレビに釘付けになりましたよ。
まずは、 深津絵里（当時15歳）・・・（1988年） ショートカットのボーイッシュな深津絵里さんは、それはそれは、キュートで‼ 一瞬で魅せられた男性も多かったはず。
キャッチフレーズは、「帰ってくるあなたが最高のプレゼント」
次年の、牧瀬里穂（当時17歳）・・・（1989年） 息を切らして走る姿、改札前の柱に隠れて改札を出てきた恋人を驚かせようとじっと目を閉じて待っている姿。
短いCMの時間の中でも、すてきなドラマを演じていましたね。
キャッチフレーズは、「ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです。」
高瀬里奈・・・（1990年） 「どうしてもあなたに会いたい夜があります」
溝渕美保・・・（1991年） 「あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい」
吉本多香美・・（1992年） 「会えなかった時間を今夜取り戻したいのです。」
このCMには、吉本多香美さんにぶつかった男性として、山下達郎さんが出演されているんです。
そして、いったん、このシリーズは終了するのですが、20世紀最後にまた復活します。
星野真里・・・（2000年） 「何世紀になっても会おうね」
この時、友情出演として、妖精役で、深津絵里さんと牧瀬里穂さんが登場しています！
このショートドラマのおかげもあってか（？）、「クリスマスイブ」という曲を聴くと胸をときめかす乙女心のような気分が訪れてくるようです。
山下達郎の「クリスマスイブ」誕生秘話
「クリスマスイブ」という曲は、元々は、竹内まりやさんのアルバムに、と書いた曲なのだそうです。
しかしながら、結局は実現に至らず、もったいない、とご自身でやることになったとのことです。
たしかにもったいない。
この曲は、1983年（昭和58年）に、「メロディーズ」というアルバムの最後に入れられた曲です。
その後、クリスマスの企画で、3万枚限定でピクチャーレコードとしてシングルカットされます。
その当時のオリコンのシングルチャートは、44位と、振るわず・・・。
しかしその5年後、JR東海「ホームタウンエクスプレスX’mas編」のCMに採用されます。
その甘酸っぱいラブストーリーに魅せられ、一挙に売り上げが伸び、1987年より30年間連続オリコンシングルチャートのトップ100入り（2015年）します。
CMとのコラボが、チャートをぐんぐん上げていくのですね！
山下達郎の「クリスマスイブ」がギネス記録に？
そして、何と‼ 「日本のシングルチャートに連続で最も長くチャートインした曲」としてギネス世界記録に認定されるのです‼
すごい快挙ですね。
元々、山下達郎さんは、意外と悲観的な曲が好きなそうで、失恋とクリスマスというワードで歌詞はすぐにできたそうです。
そして、クリスマスを恋人同士で過ごす、という文化を生んだ曲となったのですね。
JR東海のエクスプレスとは、東京発 新大阪行きの新幹線最終便に名付けられた、キャッチフレーズです。
遠距離恋愛の恋人同士が、別れのプラットホームで発車の時間ギリギリまで一緒にいる切ない思いを見事に表現していますね。
山下達郎「RIDE ON TIME」の意味は？
この曲は、1980年（昭和55年）に6作目のシングルとしてリリース。
同名のアルバムからのシングルカットです。
同年のオリコンチャート25位、41.7万枚のヒットになります。
「RIDE ON TIME」とは、時間通りに乗る、時流に乗る、乗り遅れるな、という意味がありますね。
高度経済成長期も終わりを迎え、まさに時代の転換期、時代に取り残されずに新しい時代の流れに乗れ、という感じなのでしょうか。
このレコーディングの時のメンバーが、ずっとライブパートナーとして続いているそうです。
このように、山下達郎さんは、時代の転換期というのを、ちゃんと肌で感じ、ミュージシャンとして、曲を生み出す、という・・・時代のトップランナーみたいな人なんですね。
山下達郎「RIDE ON TIME」が流れたテレビ番組は？
まずは、日立マクセルUDカセットテープの、テレビコマーシャルのための曲で、山下達郎さんが、サイパンまでロケに行かれ、出演されています。
そして、2003年、木村拓哉主演のドラマ『GOOD LUCK‼』のエンディングテーマに。
この時、キムタクのドラマに採用、のニュースに、「青天の霹靂！」という表現でたいへん喜んでいたそうです。
それから、「白河メドウゴルフ倶楽部」のCMソング。
また、2018年 フジテレビ ドキュメンタリー番組の、
「連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME～時が奏でるリアルストーリーへ～」のテーマソングに。
「RIDE ON TIME」は、初めて、オリコンチャートに入った曲で、ベスト10にも。
そして、この曲こそ、日本のシティポップの嚆矢（こうし）と位置づけられたそうです。
つまり、シティポップの元祖、ということかな、と思っています。
山下達郎さんの他の情報はこちら↓
山下達郎さんは、1970年代に、シュガー・ベイブというバンド活動をされていました。
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